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皮膚疾患症例集

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精神性皮膚病を行動療法とサプリメントの併用にて非常に良好な一例

当院2件目(セカンドオピニオン)
種類:柴犬
名前:まめたろうちゃん
   2008年5月28日生まれ(9歳)♂
来院地域:愛知県江南市

病状

精神性皮膚病とは、この子達はもちろん家族の一員なのですが、自分があたかも人であると擬人化をしてしまい、オーナー様と同列(同じ立場)だと思ってしまった事で自分をより見て欲しい、触って欲しい、散歩に連れて行ってほしいが全て当然と勘違いしてしまった子に起こる皮膚病です。

犬なら四つ足の先端を舐めることから始まり、それでも相手にしてもらえないと噛む様になります。この動作を一日中繰り返します。

猫なら腹部を舐めて脱毛を起こしてしまう。こういう行為をすることによりオーナー様の目をひこうとする事で皮膚病を起こす病気(問題行動にあたります)です。

経過状況

2017年5月28日

初診日。ほぼ2年前より四つ足の先端を噛んでいる。
朝よりも夜の方が噛んでいる事が多い。よって一日中、一瞬たりとも、エリザベスカラーをはずしたことがない。
オーナー様への密着度が異常に高い。一緒にいると常にオーナー様の体に触れる様に接触してくる。
四つ足の先端を噛んでいる事で指と指の間がただれている。(肢間性膿皮症という)四つ足の間に皮膚炎があるため抗生物質を処方する。
肢間性膿皮により朝よりも夜の方がかゆみが多い。
触ると皮膚に熱感があるため、この熱を下げるための漢方(清熱剤)を夜に処方する。
皮膚に熱があると人でいう日焼けした状態と同じで朝よりも夕方、夕方よりも夜にかけてかゆくてたまらなくなる。
精神的な不安、苛立ちを抑えるためハーブから出来たサプリメントを夜に処方する。3種類とも2週間処方する事にする。
オーナー様には、この子がいくら足を噛んでも完全に無視をしてもらう事、散歩の時にオーナー様より先に歩き出したらそこでstopして犬にも待たせる様にする。絶対にオーナー様より先を歩かせない様にするといった行動療法を必ず行っていただく。

6月11日

来院。四肢間のかゆみ減少へ。半分程へ。
眼の周りにあった炎症(眼瞼炎)も少なくなっている。皮膚に一部認められた湿疹も減少。
発毛がみられる様になっている。
前回と同じ3種類の薬を3週間分処方する。

7月2日

来院。眼瞼炎に変化みられず、四肢のかゆみは少し多くなっている。但し、左の前足を中心に噛んでいる。
この肢と肢の間には抗生物質とかゆみを止める位の弱いステロイド、肢と肢の間には脂が多く出るためこの脂をエサにする酵母(マラセチア)を殺すための軟膏を処方する。
皮膚の湿疹は減少。今回も同じ3種の薬を3週間分処方する。

7月23日

来院。四肢は噛んでいないがエリザベスカラーを外すには至っていない。
オーナー様との距離はしっかりととれている。皮膚の湿疹は認められない。左眼の周囲のみ眼瞼炎は少しみられる。
口唇炎(口周りのただれ、炎症)が認められるため、ここに一般的に皮膚の炎症を止めるために使用するステロイドをその量の3/4量で1日1回使用する。
抗生物質は中止して、炎症はステロイドにまかせる事とする。漢方、ハーブ抽出のサプリメント、ステロイドの3種類を処方する事とする。

8月11日

来院。オーナー様との距離はしっかりととれている。皮疹認めず。あれだけ酷かった四肢間性膿皮症は完全に消失。
口唇炎は全く認められない。右眼の周囲のみ眼瞼炎を認めるも熱感を感じず。カラーはまだ外した事はない。
3種類の内服薬は同量で3週間処方する。

9月3日

来院。オーナー様との距離はしっかりととれている。四肢間性膿皮による熱感は減少。皮疹認めず。眼瞼炎認めずも口唇炎のみ見られる。
皮膚の熱感を取る漢方(清熱剤)を2/3へ減量。ステロイドも現在投与している量の35%減量して漢方、苛立ちを抑えるサプリメント、減量したステロイド3種を3週間分処方。

9月23日

来院。カラーを全くしなくても足を舐める事すらない。院内においても舐める仕草を一切認めない。
口唇炎及び眼瞼炎は完全消失。皮膚の湿疹も全く見られない。耳たぶ(耳介)だけまだ熱感はある。
ここで、ステロイドをさらに15%減量。(初回投与時の1/2以下へ)精神的不安、苛立ちを抑えるサプリメント、熱を落とす漢方(清熱剤)はそのままで3週間分処方する。
しかしながら、尿漏れ(尿失禁)が始まっているとのこと。ステロイドによる尿失禁ではないと思われる。
それであれば、今まで診察してステロイドを同様に使用してきた子達にも認められるはずだが、今だかつて一例も存在していない。
よって本日より尿失禁を治すために漢方薬を使用する事とする。

10月15日

来院。今回もエリザベスカラーの着用をしていない。かゆみ、全くないとの事。
全身に感じられた熱感 ( 熱さ ) が認められない。但し、耳根部 ( 耳の付け根 ) のみに熱感が感じられる。
耳の先端や皮膚全体には、熱感が全く認められない。
従って熱を落とす漢方 ( 清熱剤 )を減量する。初回投与の1/4へ。
腋窩 (脇の下) 、胸部、腹部、鼠径部 ( 股の間 )には皮疹 ( 赤い斑点 )は全く認められない。よって、抗生物質の必要もない。
皮膚の炎症を押さえるステロイドは、半量へ。
次回には、脱ステロイド( ステロイド投与終了 )が完了するかと思われる。 尿失禁は、全く認められない。
よって今回より1日2回の尿を出す部分の筋肉の緊張を司る漢方薬を、1日1回へ。
次回に尿失禁が認められない様なら、2日に一度の投与を予定している。
精神的苛立ちを押さえるハーブのサプリメントは、継続。
耳根部の熱を落とす漢方も減量して、三週間分処方する。
オーナー様との距離は確りととれている。行動療法は継続していただくも、本人はかなり大人しくなっているとのこと。
「嘘みたい。あれだけ酷かったのに。」とのお言葉を頂戴する。
経過は極めて良好である。
今回も遠方からお越しのため、三週間分の内服をそれぞれ処方することとする。

11月2日

今回もエリザベスカラーをしていない。
只し、まだステロイドが終了していないので、描き出したらいけないとのご判断で、寝るときだけカラーをしているとの事。それ以外は、全く掻いていない。
耳根部 ( 耳の付け根 )の皮膚の熱感が著しく減っている。
尿失禁は一切なし。1日1回にしてある尿失禁の漢方を、4日に一回にしてもらう。
ステロイドは、念のため前回の半量として1日1回で投与する。一般的に皮膚病の炎症に処方する量の1/12にする。この量のステロイドでは、炎症を抑える事の出来ない量になっているが、次回には、完全終了する。
今回も、遠方からお越しのため、皮膚の熱を下げる( 清熱剤 )の漢方、尿道活躍筋の動きを戻すための尿失禁の漢方、精神的な苛立ちを抑えるサプリメント、一般に皮膚の炎症を抑える量の1/12の減量したステロイドを28日分処方する。

精神的な皮膚病の場合は、薬だけでは100%治すことは出来ません。オーナーさまの行動療法が一番大切になります。
まめたろうちゃんのオーナー様は、まめたろうちゃんが家族の一員であるため一番大切にされておられます。
行動療法は、この子に対して鬼になり、常に一緒にいたい思いを抑えながら、あえて無視を決め込んでいただく、オーナー様にとっては、一番辛いことをしっかりとご理解なされた上で行動療法を行っておられます。このご努力のお陰を持ちましてここまで来ております。
次回は、ステロイドのストップ、耳根部の漢方と尿失禁のための漢方も中止にする予定でおりますので、苛立ちを抑えるサプリメントだけと、オーナー様に行っていただく行動療法の継続だけになります。


精神的皮膚の治療の主役はオーナー様になります。ここまでのご理解と辛いことをさせてしまうが、心を鬼にして無視を決め込んでいただきました事に大変、感謝いたしております。それを理解してくれている、まめたろうちゃんにも感謝いたしております。オーナー様、まめたろうちゃん、大変ありがとうございます。

12月3日

来院。今回もエリザベスカラーをしていない。念のため、夜寝るときのみカラーはつけているとのこと。
ただし、舐めた様子は一切認められない。低用量ステロイドの投与ストップ。
尿失禁は、全く認められないため、これもストップ。耳の熱感も減っているためこれもストップに。
オーナー様との密着感も減っているため、これにて、まめたろうちゃんの立ち位置が完全にオーナー様とは違うことをまめたろうちゃんは、覚えている。
当初は、まめたろうちゃんは、完全にオーナー様と同じ立場にいると擬人化していたが、行動療法と苛立ちを押さえるサプリメントで立場を崩して、もちろん家族の一員であるが、自分が一番下にいることを感じている。皮膚病の病変は治っているし、オーナー様がまめたろうちゃんに対してお辛いにも関わらず、しっかりと行動療法を行われた結果、ここまで来ている。
本日より、苛立ちを押さえるサプリメントだけにして、あと一ヶ月間だけ行動療法として、無視を決め込んでいただくが、一ヶ月後から少しづつ、まめたろうちゃんとの接し方を新たに行っていただいて、家族の一員であるが、一番下であると言う状況の作り直しをしていただく。オーナー様のご尽力によって、ここまで来ました。
状況は、追って記載してまいります。

 

当院において、漢方薬による尿失禁(尿漏れ)が治っていない例は存在していない。
尿道をしっかりと閉める開けると言った尿道括約筋の働きを通常に戻す様にする。
当院での尿漏れ(尿失禁)を漢方で治した例は最短1週間でその後その子は尿失禁を一切していない。よって漢方も与えていない。

当院ホームページの漢方及び自然療法症例集のフレンチブルドッグ、小麦ちゃんがそれにあたります。

また、2~3年前よりの尿失禁の猫の子(ホームページには出していない)も当初長い間尿失禁が続いていたため年単位を要するかと思われたが、治療開始してから半年の今、4日に1回の漢方服用までに間隔が開いてきている。
尿失禁はホルモン産生異常と考えられていますが、今回も同じ漢方を服用していく。
仮にこの漢方で反応がなかった場合、別の漢方薬を用意してあります。

精神性皮膚病とは誰として気づく事がなく、犬ならば四つ足の先端を単に気にして舐めている。
猫ならば腹部を気にして舐めているこの子の癖であると見た目から皆さんそう思われていると思います。
それで一生、エリザベスカラーをはずすことなく舐めさせない、噛ませないという方法をお取りになるかと思います。
しかしながら、これは完全に精神的な不満(苛立ち、焦り)が引き起こしているものであり、時間はかかりますが治っていきます。


猫ちゃんの症例は当院ホームページのところ、猫の好酸球性肉芽腫(通称ネコアトピー)の所に治っていくまでの経過が記載されておりますので、一見していただけると幸いです。

今回のまめたろうちゃんの精神的皮膚病が今迄で治ってきた最短な子になります。
今まで何例も犬の精神的皮膚病を診て参りましたが、やはり早くても1年前後かかっております。
この子の様にこんなに早く治った例は初めてになります。
この子達は癖でこうする事はありません。何事も理由があっての行動になります。
しかも一番大切なのはオーナー様の行動療法になりますので、オーナー様には極めて根気強く、かつ自分の家族の一員なのに無視をしたり、自分達より下の立場にあるという事を覚えさせなくてはいけないため、ご負担をおかけいたしますが、その子により程度の違い、また、治るまでの時間にばらつきはありますが、一般的には1年仕事と考えて治療していく事となります。

まめたろうちゃんには尿漏れ(尿失禁)もあり、治療を開始したばかりであり、また、ステロイドを完全にストップにはなっておりませんので今後の様子をホームページ上で皆様にお知らせしていこうと考えております。

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漢方での限界を感じ、全身の脱毛と一日中襲ってくるかゆみを新薬(アポキル)と当院の自然療法薬で非常に良好な一例

当院3件目(サードオピニオン)
種類:ゴールデンレトリバー
名前:ジョニーちゃん
   2005年6月30日生まれ(11歳)♂
来院地域:長野県飯田市


  • 2016年7月10日

  • 2016年7月10日

  • 2016年9月24日

  • 2017年3月16日
  •  
  •  

病状

新薬(アポキル)とは成分名がオクラシチニブマレイン酸塩であり、アトピー性皮膚炎、アレルギー性皮膚炎抗搔痒剤(かゆみ止め作用の薬)として認可された動物用医薬品の新薬であり、未だ地方動物病院では未入荷状態である医薬品になります。

当院では皮膚病治療が多いためディーラーが春日井市内一番でキープしてくれていた医薬品となります。

この医薬品の最も優れたところは、今までのステロイド、免疫抑制剤、インターフェロンにある副作用がなく、効果が現れる期間が非常に短い医薬品となります。有害事象(副作用)としては、消化器障害(下痢)が4%、神経学的障害(眠気)が4%との報告があるのみのかゆみのサイクルを断つ医薬品になります。かゆみを感じるとその部位を舐める、掻く、擦るといった掻破行動を示します。皮膚が掻破されると皮膚のバリア機能は低下し、炎症性物質の放出が促され、炎症は増幅し、さらなる掻破行動へと繋がります。このかゆみを早期に緩和し、かゆみサイクルの悪循環を断ち切る作用のある新薬がアポキルとなります。

副作用最新報告(2017年3月14日、現在)

アポキルの供給が全国的に増えてまいりました。それに伴いまして、副作用の最新報告が入ってまいりましたので、この場をお借りして、皆様にご報告いたします。

  1. 多飲多尿、不適切な排尿等  5.7%

  2. 食欲異状更進、体重増加  7.6%

  3. 嘔吐、下痢など消化管障害  15.2%

  4. 皮膚炎、皮膚障害  5.7%

  5. 外耳炎など耳障害  4.8%

  6. 結膜炎など眼障害  3.8%

  7. 元気消失、食欲減退など  7.6%

と言う最新報告が入っておりますが、当院にてアポキルを使用中の子では一切認められておりません。今回、最新報告として上記副作用が報告されてきておりますが、ご心配になられるほどの副作用ではございませんので、心配なさらないで下さい。

このような報告をさせていただいたのは、ご家族の一員である大切な子達にお知らせする義務があると考えました次第でございます。

経過状況

2016年7月10日

当院初診日。ホームページにて当院皮膚病症例集のNO.3柴犬ノアちゃんの写真をご覧になり、当院へ転院。

ご来院に際してまして遠方からのご来院になりますので先に電話連絡の際、道順を説明しようとしましたところ、いつもの春日井インターで降りれば良いのでとのことでした。春日井インターからの距離と降りてからの時間は、前院とは、変わらないのでと言う事でした。

2年前より全身のかゆみ、これに併って掻くことにより全身脱毛。
長期間の脱毛から皮膚を守るために全身の皮膚をメラニン色素(黒色色素)が覆い、通称「象皮症」、象の皮膚の表面の様に皮膚が肥厚してまっ黒になった状態である。

漢方病院において1年半漢方治療を行ってきたが、かゆみ、脱毛等の症状が全く変化がないため当院へ転院。

この時点で全身に熱感があり、ステロイドも毎日服用しているとのことであったので脱ステロイド(何日かかけてのステロイドからの脱出)も考えたが、このかゆみからの脱出はステロイドを服用している現在から脱ステロイドするよりかゆみの出方(一日の中で朝かゆいのか夜かゆいのか?)に時間との関連性が認められないこと。
診察室に入ってから即ずっと掻いていることより、アトピー(AD)の可能性が極めて高いため、迷わずアポキルを選択。
1年半に及ぶ治療において明らかに免疫力が落ちていることが想像できたため、当院の茸、華類から抽出した自然療法薬は必須と考え、同薬の同時併用とする。アポキルは2週間1日2回投与とし、自然療法薬と併せて2週間の服用として次回2週間後にご来院いただく。

7月24日
ご来院。飼い主様の一番の願いであった、とにかく掻く事を止めさせて楽な生活を送らせてあげたいという切望の通りかゆみ、全く認めず。発毛は少しのみ。
飼い主様はこのかゆみのない状態をご覧になり、うれしくてご家族様皆様で涙したとのことです。
今回よりアポキルを1日1回とし、自然療法薬は1日2回の経口投与を続行する。1ヵ月分処方。
8月21日
ご来院。かゆみ全くなし。発毛も認められる。
両眼に結膜炎がありそれに対しての点眼療法を開始とし、抗生物質及び抗ヒスタミン剤の2種の点眼を処方する。
自然療法薬及びアポキルを1日1回として、5週間分処方。
9月24日

ご来院。かゆみ全くなく、全身発毛。ほぼ完了状態。
アポキル1日1回、自然療法薬を5週間分処方。
散歩時にいつもお会いになる方達から目つきが生き生きしてきましたね、と言われ喜ばれたとのことです。

※地元のファーストオピニオンでいかれた動物病院の先生のお話になる。
僕はまだアポキルが手に入らないため、当院に来られた際にはその使用方法及び使用量をぜひとも聞いてきてほしいとのこと。
このお話を耳にして、その先生はこの子のかゆみ、脱毛に関して「僕は今迄、この子に何をやってきたのだろう」とのお話があったとのこと。

1件目の動物病院の先生の心あたたかさを感じ、さらに「用量用法を聞いてきてほしい」という言葉は獣医師としてみてみると、本当にすばらしいホームドクター様であるとこちらが感動する。
皮膚病治療は当院で、その他はかかりつけ病院でといううちのポリシーに見事にあった動物病院であり、心温かいドクターであることを知るにつけ、感動いたしました。
今後の予定としてはアポキルを減量していくこと。それと同時に今まで落ちていた免疫力の増強を当院で責任をもって行わせていただく事といたします。

 

追加:2年間に及ぶ朝から深夜までのかゆみのつらさ。
それを目の前にして、何もしてあげられないという飼い主様のお心を思うと自然と涙が出てきます。
また、1件目の地元の先生のすばらしい心を思うと、慢心せず、努力、精進してまいりたいと思っております。

以前の症例でもお書きしましたが東洋医学(漢方)は万能薬ではないという事。

これは当院でも同じであるため漢方のみにこだわる事なく、副作用のない一般薬の使用も良しと考えますし、それでもだめなら当院では自然療法薬、新型乳酸菌という手段を持っておりますが、それでもだめならという思いを忘れる事なく常に次の副作用のない物を見つけ出す事に努力しております。
現在ガンに対しては新しく抗癌ビタミン誘導体を用意いたしました。
今、この原稿を書いている時点でも頭にあるのは副作用のない療法薬は他にないのか?とずっと考えております。

ジョニーちゃん、ジョニーちゃんのご家族様おめでとうございます。
そして、地元のかかりつけの先生の様な温かい心を忘れる事なく当院も努力、精進してまいります。

10月30日~12月11日迄
元気、食欲あり。かゆみ全く認めず。2週間ないし1ヶ月毎に診察とさせていただく。アポキルはまだ同量で1日1度の服用の継続、免疫力が落ちているのは簡単に想像が出来るため自然療法薬は同量で処方する。
2017年1月27日
かゆみ全くなし。アポキルを一生使い続ける事は不可能なため本日より減量に入る。アポキル13%減量。
これにてかゆみの再発が出ると困るため、免疫力を高める自然療法薬の増量に入る。
2月14日
かゆみ全くなし。もちろん元気、食欲あり。本日から更にアポキルの減量に入る。前回より15%減量。
自然療法薬は前回増量した量と同量でお出しすることとする。
3月16日
かゆみ全くなし。元気、食欲ありも今迄聴診で認められなかった心臓に弁膜症(レバインⅡ)を認める。
興奮性心雑音も考えれるため、長野の地方の先生の病院にて診察を行っていただく事をおすすめする。
アポキルを更に17%減量。ここまでアポキルを一般使用量の45%とほぼ半分量迄減量してきているため、自然療法薬を増加することとする。以後アポキルを順次残減する。

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皮膚病変のない皮膚病(熱症体質:夕方~夜にかけてかゆくなる。)を漢方で治癒させた一例

当院1件目(ファーストオピニオン)
種類:M.シュナウザー
名前:そらちゃん
   2016年10月24日生まれ(4ヶ月齢)♂
来院地域:愛知県春日井市

経過状況

2017年2月11日
当院初診日。ワクチン3回目の接種目的。
2月22日
昨日散歩時に地面に降ろしたら背部背側面を異常に痒がる。
オーナー様はノミではないか?との事でご来院。
全身の状態チェック。

当院の場合、爪切り、肛門しぼりのみでも(眼球結膜の状況により、結膜炎、緑内障、高血圧症、貧血の確認。鼻梁部の湿潤状態、口腔粘膜の湿潤性の状況により脱水の確認。猫ちゃんの場合は皮膚つまみテストによるツルゴール試験による脱水の確認etcを必ず行っております。)
皮膚疾患の場合は目視のみではなく全身の皮膚表面の温度の確認を致しております。

背部背側を痒がるとの事。胸部、腹部、腋下(わきの下)、鼠径部(太ももの付け根)に赤い皮膚病変は一切認めず。体表温の確認にてオーナー様の言われる背部背側のみ他の皮膚表面温より表面温が高い。こちらから痒がる時間について質問させていただく。朝の起きがけ、夕方より夜、夜より夜中に痒くならないか?と。
状況が質問とぴったし一致。但し、この部分に皮膚病変は全く認めない。「局所熱症体質」と診断。皮膚表面の温度を下げる漢方薬を1日1度、夜の食事前に服用していただく。10日分処方する。
3月6日
来院。痒み一切認めず。患部の皮膚表面温低下。他部と全く変わらず。一旦、漢方薬をストップして皮膚表面温の上昇が起こらないか様子をみていただく。

これが「熱症体質」になります。
熱症体質とは人間が日焼けした後に痒くなるのと同様に皮膚表面の温度が上昇する事により痒みの出てくる体質の事を言います。
この場合、朝の起きがけ、夕方より夜。
夜より夜中の方が皮膚表面の温度が高くなることより、痒みが増すパターンになります。(  人間の赤ちゃんが、夜寝る前に皮膚が温かくなってくるのと同じです。)  この子の様に10日~14日位で熱感が落ちるケースもあります。今迄の最速は3日で熱感が消失したこともありましたが、このような短期間で熱の落ちるケースは少ないです。
数ヶ月~1年かかるケースもありますし、続けていても落ちないケースも前院勤務当時にて体験いたしております。
その場合には、当院独自の腸管免疫活性療法を用います。そこに使用する製剤は、その子達1人1人の過去歴により決まります。(自然療法薬、当院オリジナル新型乳酸菌etcから選択いたしております。)


この様に皮膚に湿疹が全く出てなくても皮膚病と言う事がございます。
耳の痒みも同様ですので、気になる点がございましたら診察にいらしてください。

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再発のアロペシアx(脱毛症)を新型乳酸菌のみで発毛良好な一例

当院3件目(サードオピニオン)
種類:チワワ
名前:ショコラちゃん
   2003年11月5日生まれ(12歳)♂
来院地域:愛知県春日井市


  • 2015年9月1日
    新型乳酸菌使用前

  • 2016年9月7日
    新型乳酸菌使用後

病状

アロペシアxとは英語(Alopecia)で「脱毛症」という意味で、原因が特定できない脱毛症のことからアロペシアと称して言います。正しくはアロペシアxと言われています。「偽クッシング病」、「性ホルモン関連性皮膚病疾患」、「成長ホルモン反応性脱毛」、「去勢反応性皮膚疾患」など20種類の別名を持つ原因不明の皮膚病です。
原因が特定されていないため避妊手術や去勢手術、ホルモン剤が使用されます。反応も様々ですが診断が困難であり、治療も原因がわからないためホルモン剤、サプリメントが用いられるケースが多く、再発率の高い病気となります。

好発犬種はポメラニアン、ミニチュアプードル、シェルティと、小型犬が占めています。
大型犬の場合もあります。

経過状況

2015年6月30日
当院初診日。頚部及びでん部の脱毛を認める。3年程前にもアロペシアになっており全身脱毛をきたし、ホルモン剤やサプリメントで一端完全発毛をしている。
ところが数ヶ月前より脱毛が始まり今日に至る。
ショコラちゃんは去勢手術済である。本日より発毛を促進するホルモン剤、毛根に栄養を送る漢方及びサプリメントの使用を開始する。
7月31日
頚部のみ発毛を少し認めるが明らかに反応性が悪い。
再度、同薬を30日分処方。
9月1日
ホルモン剤の投与を続けたくないのと、再発性のアロペシアにて同薬で発毛は著しく困難と判断し、本日より上記薬物を完全ストップ。
当院オリジナルで製造してもらっている新型乳酸菌のみの投与とする。
再発及びホルモン剤の反応、皮膚に栄養を送る漢方の使用の結果、かなりの時間を要する年単位と考える。本日より新型乳酸菌のみの内服として、その他の製剤は一切使用せず、新型乳酸菌を一か月分処方。
9月30日
思ったより早く、頚部の脱毛は少なめだった為、頚部発毛完治。
新型乳酸菌を1ヶ月処方。
10月28日~本年8月7日迄
新型乳酸菌を1ヶ月毎に処方。
10月28日
発毛良好。毛質の変化を認める。毛質はうるおいがありフワフワした状態。
毎月確認をするが毛質の良好な変化は毎月どんどんよくなっている。発毛は遅いが少しずつ発毛してきている。
9月7日

でん部発毛良好。ここにきて著しい発毛を1ヶ月で認める。
新型乳酸菌は副作用の全くない乳酸菌であるが、温度変化、気圧の変化を受けやすい為、良好な状態を程する時は著しいが、ストレス(気圧変化、温度変化)に対して反応を全く認めない時もあるのが欠点となっている。今回のケースは新型乳酸菌を用いた腸管免疫活性療法を行っている。

考察
初発のアロペシアxならもっと早く反応したと思われるが、再発との事。
当院においてもホルモン剤、サプリメントを用いてみたが発毛が遅い為年単位を覚悟しての服用となった。
今後は少しずつ新型乳酸菌を長期天気予報を中心にみて減量していく予定である。

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オーナー様の個人輸入による抗生物質と当院の漢方薬併用により熱症体質の膿皮症を治癒させた一例

当院2件目(セカンドオピニオン)
種類:エアデール・テリア
名前:るいゆうちゃん
   2013年10月28日生まれ(3歳)♂
来院地域:愛知県東郷町

病状

他院にて数ヶ月間に渡り膿皮症の治療を行ってきたが、治らないためホームページをご覧になられて当院へ転院。

※治らなかった原因としては
1.この子の膿皮症が単なる膿皮症ではなく、全身が部分的に熱を帯びる熱症体質であり、人間でいう日焼けの痕のかゆみと同じ熱を帯びた状態になっており、これに手がつけられていない事。但し、これは一般西洋治療では不可能で、漢方などとの清熱剤(皮膚表面の熱を清め下げて体表温を根本的に落とす治療)がなされていない事。

2.2週間経つ毎に抗生剤に対して耐性菌が出来るとの事で、10種類近くにわたりころころ抗生剤を安易に変えたことにより、一般的に皮膚に使用される抗生物質は全て耐性(効果なし)になっている。通常皮膚炎では使用しない抗生物質一種類のみが、耐性菌がない事に起因している。検査にて発見されている皮膚病の原因菌は、当然のごとく皮膚に常に存在している典型的な常在細菌であった。

このためにオーナー様自らがこの抗生物質を個人輸入にてその一種類を入手してでも治癒させたいと言う強いご意志をお持ちである。

経過状況

2016年2月13日
当院初診日。他院での皮膚検査報告書を見させていただく。抗生物質の耐性菌の多さをみて驚く。皮膚から採取された菌は、当然のごとく本来、皮膚一般に存在する典型的常在菌であった。通常皮膚治療で使われる一般的な膿皮症治療薬は全て耐性(効果なし)。皮膚病では通常使用されない抗生物質のみ感受性あり。
当院からは、皮膚の熱を下げてかゆみを落とす、清熱作用のある漢方のみを2週間お渡しする。抗生物質は今お使いの抗生物質を使用していただく。
2月27日
熱みが著しく体表温の高かった部分の熱感激減。肢の股に脂が多く発赤あり。
肢間性膿皮を認める。指と指、パッドの間の脂漏症(脂症)をとるための洗浄綿花をお渡しする。抗生物質は前院でもらっていただき、当院からは清熱作用のある漢方のみを2週間お渡しする。
3月12日
さらに熱感減少、皮膚表面の湿疹の減少を認める。著しい発毛を認める。前院からは今回より抗生物質を切り替える事を伝えられていたため。前院には通院せず、奥様が現状使用していただいている抗生物質を個人輸入して使用しますとのこと。当院からは、清熱作用のある漢方を3週間処方する。
4月23日
同抗生物質と当院漢方処方により、皮膚の皮疹減少。外耳炎を併発。外耳処置を行う。外耳炎治療薬を第1週目は毎日1回。第2週目は2日に1回。第3週目は3日に1度、第4週目は5日に1度の使用にしていただき、次回来院時、確認とする。外耳処置薬と漢方を30日処方とする。
5月21日
皮膚の湿疹を認めず、体表熱感低下状態良好。外耳炎良好。抗生物質は輸入にて、漢方は30日分処方する。
6月18日
皮膚良好、ごく一部に初期状態の皮疹が認められるも体表温は落ち着いている。外耳処置を院内で行い、外耳炎が治癒していることを確認。
抗生物質は同じ物を取り寄せていただき、当院漢方を30日分処方する。
8月に米国ケンタッキー州へ2年間に渡り行かれるとのこと。
次回が海外にいかれる1ヶ月前にあたる。万が一、治癒していないのなら漢方以外の自然療法薬も考えなくてはいけないため、考えられる自然療法薬のリストアップしたものを再確認する。
7月16日
皮疹完全消失。体表熱感、全く認めず。
ここで漢方を中止すると時季的にも再発すると困るため、念のため外用薬として、当院のオリジナル軟膏(ナチュラルオイントメント)をお渡しする。
漢方を30日分処方(これにて終了とする)。
オーナー様の個人輸入による抗生物質は本日より51日間、つまり、漢方の服用が終了してから21日間(3週間)服用していただき、完全終了とする。
7月31日
米国ケンタッキー州へ行かれる事となる。
途中の空輸による移動はストレスがたまるため、オーナー様、自ら、車での長時間の移動を途中2回行いになるとのこと。正に愛情の賜物です。

※今回の症例の治癒は、オーナー様のご尽力により抗生物質を個人輸入されて治療を行っていただいたことに尽きます。当院は熱症体質を下げるのにお力を少しお貸ししただけです。
るいゆうちゃんのご家族様のご努力にただただ頭が下がる思いでおります。おめでとうございます。

るいゆうちゃん2年後にまた逢いましょう!スタッフ全員楽しみに待っております。

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漢方治療の限界を感じ、新型乳酸菌のみで発毛完了した一例

当院3件目(サードオピニオン)
種類:柴犬
名前:ノアちゃん
   2008年9月17日生まれ(7歳)♀
来院地域:愛知県尾張旭市


  • 2015年6月30日

  • 2015年12月5日

  • 2016年4月8日

病状

漢方病院にて、オリジナル漢方薬及び発毛を促進するサプリメントによる治療を行ってきて、腹部の発毛まではこれたものの前胸部~全腕部までの熱証がひかず、かゆみ、長い間発毛がなかったことで、皮膚にメラニン色素(黒いシミ、例えば犬の足の裏のパッドの様な黒み)がついて脱毛部を外敵から守ろうとして、象皮症(象の硬い皮膚のように)皮膚が肥厚し、分厚くなっている状況で来院

経過状況

2015年6月30日
当院初診日。上腕部~前胸部にかけて著しい熱感あり。かゆみ、噛んでいる。時間帯は朝の起きがけ、夕方~夜、夜~寝る前の時間帯。皮膚表面の熱証は人が、日焼け止めクリームを塗らずに長時間日光浴をした状態と同じです。従ってこのかゆみは、かゆみ止め(ステロイド、抗ヒスタミン剤)では全く効果は認めません。よってこの熱証は漢方薬(清熱剤)が第一歩となりますが、他院にてこれが一切効果が無かったとのこと。この時点で、漢方の使用は不適であり、腸管免疫活性療法を行うことに決めた。次にどの天然素材を用いるか?の検討に入る。

ノアちゃんは常に便がゆるく、朝方必ずowner様を起こすため、便も硬めて、さらに免疫力を上げる物となる。したがって、新型乳酸菌(製薬会社に依頼して当院用に特別配合にて作ってもらっている乳酸菌。以下、新型乳酸菌とする)を使用する事とする。その他のホルモン剤等による発毛が認められないため新型乳酸菌のみの使用とする。1ヶ月分処方。

通常軟便であれば服用後3~5日で便が硬まっていきます。3日後、こちらよりTEL、便が硬まってきているか?否か?確認。3日目より軟便が正常便になっているとのこと。これで、新型乳酸菌が効果を出し始めたことを確認。その後、owner様がお忙しいため、新型乳酸菌を1ヶ月毎に取りに来ていただく事とする。

12月5日
owner様と来院、漢方すら効果が無かったものが新型乳酸菌により見事に発毛を認める。ただし、熱証体質はまだまだ治まっておらず、かゆがり、ゆえによく噛んでいる。

2016年4月8日
owner様と併にノアちゃん来院。
前腕部~胸部全体に発毛を認める。完全な発毛完了であるが、かゆみが残っており、上腕部をなめる行為を認める。熱証体質はまだまだ改善されておらず、これからの課題はいかにしてかゆみをなくすか?となる。
但し、今までステロイド、抗ヒスタミン剤、他院の漢方に全く反応していないため、どの天然素材からの内服を用いるか考えなければならない。他院の漢方薬には反応していないが当院の漢方(清熱剤)には反応する可能性があるため次回、当院の漢方を処方する予定。

考察
このように漢方薬は万能薬ではないことが立証されました。

新型乳酸菌でもかゆみを完全に治すにはいたっておりません。従って、新型乳酸菌も万能薬ではありません、よって、当院にある自然療法薬が100%万能ではないと言うことも立証されたかたちになります。このようなケースは今後も難病が増えることで更に増えると思います。現在、今、当院にある自然療法薬以外の副作用の全くない天然由来の療法薬を模索しているところです。常に現状に満足することなく、よりよい自然療法薬を手に入れること、これが現在の当院における課題になります。

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ネコの好酸球性肉芽腫(通称、ネコアトピー)を漢方とサプリメント及び行動療法を用いて良好な一例

当院2件目(セカンドオピニオン)
種類:Mix
名前:風雅(ふうが)ちゃん
   2005年11月生まれ(11歳)♂
来院地域:愛知県尾張旭市


  • 2015年9月6日
    初診時

  • 2016年1月16日
    皮しん消失・発毛良好

病状

2年間に渡りステロイドの長期作用型(1回の注射につき、ほぼ1カ月程度の効果あり)を使用してきたが、1ヶ月間作用していたステロイドの間隔が段々短くなってきている。
更にステロイド使用による肝機能が悪化してきているため、ステロイドなど体に副作用のない治療法はないか?とホームページをご覧になられて当院に転院。

好酸球性肉芽腫症候群とは別名、ネコアトピーと言われており、血液中の白血球の中間の好酸球が皮膚に集積する事により皮しん、及び、なめることによる脱毛を伴った皮膚病と捉えられています。しかしながら、当院では、この疾患は皮膚病ではなく、精神的不安により、皮膚をなめる事で、脱毛を起こし、なめた部位に刺激を与える事で皮しんを作る病態と捉えています。この病気になる子は、オーナー様への依存度が高い子にしか認められません。オーナー様と常に一緒にいる事で精神的不安をやわらげていますが、それでも精神的に満たされない事で発症します。

オーナー様の目をひかせ、なめるのを手で止めてくれる。声をかけてくれるという事を覚えており、それがエスカレートして脱毛がよりひどくなり、なめる刺激により皮しんが出来てきますので、完全に問題行動にあたります。

オーナー様には、こちらが提示する問題行動に対する対応策が必須になります。この場合のキーマンはご家族様の中でも必ずお一人様に絞られています。
今回のキーマンは風雅ちゃんと一緒にいる時間が一番長い奥様になります。

経過状況

2015年9月6日
当院初診日。2年前より他院にて好酸球性肉芽腫症候群と診断。この時点で腹部~後肢内側にかけて完全脱毛と皮しんを認める。ステロイドの長期作用型(ほぼ1ヶ月の効果)を使用する事で治療を開始していた。

直近の血液検査による肝機能として
2015年7月2日(GPT:56u/l,GOT:249u/l)
2015年7月11日(GPT:91u/l,GOT:40u/l)
※この数字を測定する医療機器は病院により導入しているメーカーが異なります。
ちなみに当院の機器の肝機能正常範囲は、
GPT:17~78u/l,GOT:17~44u/lとなっております。

7月2日の時点で肝機能が高くなっているため、ステロイドの使用をストップ。様子を見る。
長期作用型ステロイドの連続使用により、皮膚がサランラップ状のペラペラになることが多いのですが、風雅ちゃんの場合初診日にて、それが幸いにして認められておりません。

本日より治療として風雅ちゃんの精神的イラツキ、不安をやわらげるサプリメント一種類と、ただれてしまった皮膚に良質な栄養分を送るための漢方を一種類使用することと決定する。両方とも2週間分処方。

オーナー様へは、行動療法として、必要な対応策をお伝えする。エリザベスカラーは一切装着しない様にしていただく事にする。
9月19日
右太ももの皮しんの乾燥を認める。発毛の開始が見られる。
行動療法の方法を詳しく確認する。同薬を3週間分処方
10月10日
さらに皮しんの乾燥を認め良好。行動療法はしっかり出来ているとの事。
同薬3週間分処方。
11月1日
皮しん部完全乾燥。皮膚表面にあった熱感の減少を認める。
同薬3週間分処方。
11月21日
皮しん部ほぼ認められず、発毛良好。皮膚表面の熱感、完全消失。
同薬3週間分処方。現在に至る。
まだ完全発毛終了ではないのでしばらくこの治療法を継続していく。

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熱症体質のある膿皮症を漢方と抗生物質の併用で治癒した一例

当院2件目(セカンドオピニオン)
種類:フレンチブルドック
名前:タンちゃん
   2014年11月14日生まれ(6ヶ月)♂
来院地域:愛知県春日井市

病状

他院にてワクチン接種時にアレルギーが出現。ステロイドの注射にて即効的に治まった為、ステロイドの効力の著しさを目にして、ステロイドを使用したくないとの事で当院に来院。

※熱症体質とは皮膚の表面に熱を帯びる状態で、人間でいう日焼けの痕のかゆみと同じ熱を帯びた状態。皮膚の表面に熱があれば当然皮膚にかゆみを増します。つまり、このかゆみはステロイドでは落とす事は不可能であり、一時的なかゆみちらしにしかすぎません。かゆみは皮膚の温度と共に上がる為、朝より夕、夕より夜、夜中に著しく現れる。体表の熱が下がればかゆみも減少していきます。
この熱を落とすのが清熱作用(熱を清める作用)のある当院処方の漢方です。

経過状況


2015年3月18日
当院初診日。
フレンチブルドックの膿皮症に典型的な腹部と背部に膿皮症あり。(同様の症状の出現は、M.シュナウザーと伴に多く見られる。)
腹・背部ともに皮膚表面の熱みが著しい。熱性体質あり、かゆみ著しい。腹・背部の熱を落とす為の清熱作用のある漢方と、背部皮しん用・腹部皮しん用の抗生物質2種を選択。皮膚に湿性脂漏(脂症)がある為、皮脂腺からの脂を良質にする為の必須脂肪酸をそれぞれ10日間処方。

3月28日
皮しん(皮膚の湿疹)消失。脂漏認めず。かゆみ認めず。背部に冷感を感じるも腹部にはまだ熱感あり。漢方(清熱剤)、抗生剤2種、必須脂肪酸の同種を3週間処方。

4月12日
背部冷感。右後肢発赤(赤み)あり、(ここのみかゆみあり)前回と同薬を処方。皮膚の熱を下げる(清熱剤)を入れたオリジナル軟膏を局所塗布用に処方。

4月25日
腹部の表面の熱も低下。発赤著しく低下。それに伴い熱症も著しく低下。背部の膿皮症消失。背部の膿皮症を抑える抗生物質をストップ。清熱剤の漢方と腹部膿皮症をたたく抗生物質のみを選択。腹部膿皮用抗生剤と清熱剤のみ処方。

5月12日
腹部・背部伴に体表の熱感著減。腹部に一部、皮しんを認める。清熱作用のある漢方と抗生物質の2種を処方。

5月26日
皮しん完全消失。背部・腹部伴に皮膚の熱感認めず。清熱作用のある漢方を半減へ。皮膚の深部での細菌を完全に殺す為の抗生物質を3週間分処方する。

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耳血腫を漢方で治癒させた一例

当院2件目(セカンドオピニオン)
種類:ミニチュアピンシャー
名前:リズムちゃん
   2005年11月10日生まれ(9歳)♀
来院地域:愛知県春日井市


  • 2015年11月11日
    初診日の耳血腫

  • 2015年12月1日
    耳血腫の貯留が全くなくなった状態

病状

耳介(耳)の造りは、前後両面の皮膚をサンドイッチする様に真ん中に軟骨が入っていて耳の型を形成している非常に簡単な作りをしています。

耳血腫とは、外耳炎、耳をふる(物理的刺激)、免疫介在性疾患などの要因により、耳介の中に分布する細かな血管が破壊されて内出血を起こしたために生じる耳の内側に血液や血液を多量に含んだ液体が貯留するために耳介(耳たぶ)がふくれあがる状態で、別名、耳介血腫とも言われています。

通常の治療は

1.腫れあがった耳から血を抜き、貯まったらまた抜くと言うように何度も繰り返して、耳に貯まった血を抜いていき、耳の袋が小さくなるのを待つ方法。

2.免疫介在性を考えて、血を抜いて、その後にインターフェロンを入れて耳の袋が小さくなるのを待つ方法。これも何度も繰り返さないといけません。

3.手術により耳の皮表面に穴を開け血を出して、耳の内側の皮と耳の外側の皮を真ん中に存在する軟骨に縫い付ける方法がとられます。

1.~3.の方法を用いても耳の周囲の皮膚に変化がおこり、例えは悪いですが焼いた後のスルメの様に耳の周囲が変形してしまうことが多いです。

当院での考えは、耳の内側血が貯まるのは、血流が多くなって、耳に熱をもったことで、耳の内側を走っている血管が細かくきれて出血するものととらえています。したがいまして、耳の血流を抑える、つまり耳を冷やすことにより、貯まった血液を吸収させていけば、治まっていくものであると考えています。
今回は、耳の血流により熱をもった耳を漢方(清熱剤)、文字通り耳の熱を清めて冷ましていけば、おのずと耳の中の血は吸収されていくので、漢方のみで、治療した一例になります。

経過状況

2015年11月11日
右の耳(耳介)の付け根に血の貯まった耳血腫あり、漢方(清熱剤)
を処方して耳の中での血の流れを冷ましていく方針をとる。
7月分処方。
11月17日
まだ耳の腫れには変化が全く認められない。
同じく漢方(清熱剤)の処方を7日間行う。
11月24日
耳の腫脹(腫れ)が1/3へ減少している。さらに7日間漢方(清熱剤)を処方。
12月1日
耳の血腫完全消失。
耳周囲の皮膚の変形も全くなく、消失している。
一度として耳に針をさして血液を抜く事なく完全に完治している。

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